女周南・召南を為びたるか

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子謂伯魚曰、女爲周南召南矣乎、人而不爲周南召南、其猶正牆面而立也與、

子、伯魚(はくぎょ)に謂いて曰わく、女(なんじ)周南・召南を為(まな)びたるか。人にして周南・召南を為(まな)ばずんば、其れ猶お正しく牆(かき)に面して立つがごときか。

現代語訳

先生が息子の伯魚におっしゃった。「お前は『詩経』の周南・召南の詩を学んだか人として周南・召南の詩を学ばないでは、壁の真正面に立っているようなものだ。一歩先も見えないし、一歩も先に進めない」

語句

■伯魚 孔子の息子。名は鯉。 ■周南・召南 『詩経』の国風の最初の二地方の歌。その内容は修身斉家治国平天下。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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