速かならんと欲すること無かれ。小利を見ること無かれ
【無料配信中】福沢諭吉の生涯
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル
子夏爲莒父宰、問政、子曰、無欲速、無見小利、欲速則不達、見小利則大事不成、
子夏、莒父(きょほ)の宰と為りて、政を問う。子の曰わく、速かならんと欲すること無かれ。小利を見ること無かれ。速かならんと欲すれば則ち達せず。小利を見れば則ち大事成らず。
現代語訳
子夏が魯の町キョホの代官となった時、政治について質問した。先生がおっしゃった。「急いで事を成し遂げようとするな。小さな利益にこだわるな。急いで事を成し遂げようとすれば、目的に達することができない。小さな利益にこだわると大きな事は成し遂げられない。
語句
■莒父(きょほ) 魯の町の名。 ■宰 代官。 ■達せず 目的を達成できない。
前の章「近き者説び遠き者来たる」|次の章「父は子の為めに隠し、子は父の為めに隠す」
現代語訳・朗読:左大臣光永