閔子騫、側らに侍す
【無料配信中】福沢諭吉の生涯
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル
閔子騫侍側、誾誾如也、子路、行行如也、冉有、子貢、侃侃如也、子樂、若由也不得其死然、
閔子騫、側(かたわ)らに侍す、誾誾如たり。子路、行行如たり。冉有・子貢、侃侃如たり。子楽しむ。曰わく、由がごときは其の死を得ざらん。
現代語訳
閔子騫が先生のおそばにはべつていた。慎み深い態度であった。子路は堂々としていた。冉有・子貢はなごやかであった。先生は、このようにさまざまな弟子たちに囲まれていることを楽しまれた。しかし子路について(心配して)おっしゃった。「子路のような血の気の多い男は畳の上で安楽に死ねないだろう」
補足
実際に子路は衛の国で動乱が起こった時殺された。語句
■誾誾如 慎み深い。 ■行行如 堂々としている。 ■侃侃如 なごやか。■死を得ざらん 安楽に畳の上で死ねない。
前の章「未だ生を知らず、焉んぞ死を知らん」|次の章「夫の人は言わず。言えば必ず中ること有り」
現代語訳・朗読:左大臣光永