孔子、郷党に於いて恂恂如たり

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孔子於郷黨、恂恂如也、似不能言者、其在宗廟朝廷、便便言、唯謹爾、

孔子、郷党に於いて恂恂如たり。言うこと能(あた)わざる者に似たり。其の宗廟・朝廷に在(いま)すや、便便として言い、唯だ慎めり。

現代語訳

孔子が郷里にいる時は、恭順で、物が言えない人でもあるかのようだった。しかし宗廟や朝廷では、すらすらと考えを述べられ、しかも慎み深く逸脱することはなかった。

語句

■郷党 郷里。 ■恂恂如 恭順な態度。 ■便便 すらすら述べる。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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