民の仁に於けるや、水火よりも甚だし
【無料配信中】足利義満
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル
子曰、民之於仁也、甚於水火、水火吾見蹈而死者矣、未見蹈仁而死者也、
子の曰わく、民の仁に於けるや、水火よりも甚だし。水火は吾れ蹈(ふ)みて死する者を見る。未だ仁を蹈みて死する者を見ざるなり。
現代語訳
先生がおっしゃった。民にとって仁は水や火よりも大切なものだ。しかし水や火に踏み込んで死ぬ者を私は見たことはあるが、仁に踏み込んで死ぬ者を見たことがない。(どうして人は仁をもっと求めないのか)
前の章「君子は小知すべからずして、大受すべし」|次の章「仁に当たりては、師にも譲らず」
現代語訳・朗読:左大臣光永