無為にして治まる者は其れ舜なるか

子曰、無爲而治者、其舜也與、夫何爲哉、恭己正南面而已矣、

子の曰わく、無為にして治まる者は其れ舜なるか。夫(そ)れ何をか為さんや。己れを恭々(うやうや)しくして正しく南面するのみ。

現代語訳

先生がおっしゃった。何もしないで天下が治まったのは舜帝くらいだろうか。舜帝は何をなさったろう。ただれご自分の身を修養してつつしんで行いを正しくして南に向いておられただけだ。それだけでも、舜帝の徳の高さが自然民衆におよび、天下が治められたのだ。

語句

■舜 古代の理想的な王。 ■南面 天子や諸侯は南を向いて天下を収めた。『易経』に「天子南面す」とあるのによる。

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現代語訳・朗読:左大臣光永


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