臧武仲、防を以て魯に後たらんことを求む
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子曰、臧武仲、以防求爲後於魯、雖曰不要君、吾不信也、
子の曰わく、臧武仲、防を以て魯に後たらんことを求む。君を要せずと曰うと雖ども、吾れは信ぜざるなり。
現代語訳
先生がおっしゃった。臧武仲は罪によって魯の国を追われたが、自分の領土「防」に立てこもって、家が断絶されるなら反乱をおこすと匂わせた。君にお願いしたのであって強要したのではないと言っても、私はそんなこと信じない。(君に脅しをかけたのだから、許し難い罪である)
語句
■臧武仲 魯の臣。罪によって魯の国を追われたが、自分の領地「防」に立てこもって、魯の君にわが家が断絶されるなら防で反乱を起こすとにおわせた。『春秋左氏伝』襄公二十三年。 ■防 地名。臧武仲の領地。 ■要す 強要する。
現代語訳・朗読:左大臣光永