色みて斯(ここ)に挙(あが)り

■【古典・歴史】メールマガジン
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル

色斯舉矣、翔而後集、曰、山梁雌雉、時哉時哉、子路共之、三嗅而作、

色みて斯(ここ)に挙(あが)り、翔りて而して後に集(とど)まる。曰わく、山梁(さんりょう)の雌雉(しち)、時なるかな、時なるかな。子路これに共(むか)ふ。三たび嗅きて作つ。

現代語訳

人の顔色が悪いのを見てぱっと舞い上がり、飛び回った後すっと降り立つ。先生がおっしゃった。「山の橋の雌の記事は、飛ぶも降り立つも、時にかなっているねえ。時にかなっているねえ」

子路が先生の言葉の意味を解しないまま、雌雉を捕えようとすると、三たびさえずって飛び立った。

語句

■色みて 人の顔色の悪いのを見て。 ■山梁 山の橋。

現代語訳・朗読:左大臣光永

■【古典・歴史】メールマガジン
【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル