女(なんじ)は器なり
■【古典・歴史】メールマガジン
■【古典・歴史】YOUTUBEチャンネル
子貢問曰、賜也何如、子曰、女器也、曰、何器也、曰、瑚璉也、
子貢、問うて曰わく、
賜や如何。子の曰わく、女(なんじ)は器(うつわ)なり。
曰わく、何の器ぞや。曰わく、瑚璉(これん)なり。
現代語訳
子貢が質問して言った。
「私は(先生の目から見て)
いかがでしょうか?」
先生はおっしゃった。
「お前は器だ」
「何の器でしょうか?」
「宗廟の供物を盛る瑚璉の器だ。
どこに出しても恥ずかしく無い」
語句
■瑚璉 宗廟の供物を盛る瑚璉の器。器物のうち、貴重で華美なもの。 ■賜 子貢の名。
前の章「君子なるかな、かくのごとき人」|次の章「焉んぞ佞を用いん」
現代語訳・朗読:左大臣光永