關雎は楽しみて淫せず

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子曰、關雎樂而不淫、哀而不傷、

子の曰わく、關雎(かんしょ)は楽しみて淫せず、哀しみて傷(やぶ)らず

現代語訳

先生がおっしゃった。『詩経』の關雎(かんしょ)の詩は、楽しくても踏みはずさず、哀しくても哀しさのあまり心を痛めるということはなく、よく調和が取れている。

語句

■關雎 『詩経』周南の最初の篇名。 ■淫 楽しさが過ぎて道をふみはずすこと。 ■傷(やぶ)らず 哀しみのあまり心が乱されること。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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