林放、礼の本を問う
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林放問礼之本、子曰、大哉問、礼与其奢也寧倹、喪与其易也寧戚、
林放、礼の本を問う。
子の曰わく、大なるかな問うこと。礼は其の奢らんよりは寧ろ倹せよ。
喪は其の易めんよりは寧ろ戚(いた)め。
現代語訳
林放が礼の本質について質問した。
先生はおっしゃった。
「なんという大きな質問だろう!
礼の精神からいくと贅沢をやめて質素にすべきだ。
喪は細々した形式にこだわるよりも、
悼み悲しむ気持ちを大事にすることだ」
語句
■林放 魯の人。字は子丘。 ■倹 倹約する。 ■易める 儀式や作法にのっとる。 ■戚む 痛み悲しむ。
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現代語訳・朗読:左大臣光永