臧文仲(ぞうぶんちゅう)、蔡を居く

子曰、臧文仲、居蔡山節藻梲、何如其知也、

子の曰わく、臧文仲(ぞうぶんちゅう)、蔡(さい)を居(お)く。節を山にし梲(せつ)を藻にす、何如ぞ其れ知ならん。

現代語訳

臧文仲は知者と評判だが、占いに使う亀を貯え、亀をおさめる部屋の柱の上の枡形には山を彫刻し、梁の上の短い柱(つかばしら)には藻を彫刻している。このように鬼神をあがめているのだ。どうして知者といえようか。

語句

■臧文仲 魯の大夫。名は辰。当時知者といわれていた。■蔡 占いに使う亀。 ■居く 貯える。 ■節 柱の上部の枡形。 ■梲(せつ) 梁の上の短い柱。 ■

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現代語訳・朗読:左大臣光永