予が否き所の者は、天これを厭たん

子曰、君子博學於文、約之以禮、亦可以弗畔矣夫、

子、南子(なんし)を見る。子路説(よろこ)ばず。夫子これに矢(ちか)って曰わく、予(わ)が否(すまじ)き所の者は、天これを厭(た)たん。天これを厭(た)たん。

現代語訳

先生が衛の国を訪れた時、美人だが不品行で名高い南子に拝謁することとなった。子路は面白くなかった。先生は子路に誓っておっしゃった。私によくない所があれば、天が私を見捨てるだろう。天が私を見捨てるだろう。

語句

■南子 衛の霊公の婦人。美人だが不品行であった。そんな婦人と孔子が会うことに、子路は弟子として面白くなかったのである。 ■否き所 よくない所

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現代語訳・朗読:左大臣光永