士は危(あや)うきを見ては命を致し

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子張曰、士見危致命、見得思義、祭思敬、喪思哀、其可已矣、

子張が曰わく、士は危(あや)うきを見ては命を致し、得るを見ては義を思い、祭りには敬を思い、喪には哀を思う。其れ可ならんのみ。

現代語訳

子張が言った。士たる者は危険を見ては命を投げ出し、利益を見ては、その利益が道義に反していないかを思い、祭の時は敬うことを思い、喪においては悲しみを思う。士としては、まあ、それでよかろう。

語句

■士 道義の上から見てひとかどの人物。 ■命を致す 命を差し出す。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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