回や其れ庶きか

子曰、回也其庶乎、屢空、賜不受命、而貨殖焉、億則屢中、

子の曰わく、回や其れ庶(ちか)きか、屢(しばしば)空し。賜(し)は命を受けずして貨殖(かしょく)す。億(おもんぱか)れば則ち屢(しばしば)中(あた)る。

現代語訳

先生がおっしゃった。顔回は道に近いね。道を楽しみ貧乏を物ともしないので、しばしば米櫃が空になるくらい貧乏している。子貢は天命に安んじないで自分から動いて財産を増やそうとする。予想すればよく当たる。

語句

■庶し 道に近い。 ■空し 貧乏する。 ■貨殖 財産をふやす。

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現代語訳・朗読:左大臣光永