南容、白圭を三復す

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南容三復白圭、孔子以其兄之子妻之、

南容(なんよう)、白圭(はくけい)を三復(さんぷく)す。孔子、其の兄の子を以てこれに妻(めあ)わす。

現代語訳

孔子の門人南容は言葉に慎重であった。それで「白玉の欠けたのはまだ磨くことができる。しかし言葉は一度失言すると、どうにもならない」という詩の文句を何度も唱えていた。孔子は南容がそこまで言葉に慎重であることを大いに買われて、兄の娘を南容にめとらせた。

語句

■三復 何度も。 ■白圭 白い玉。『詩経』大雅の抑の篇に「白圭のカけたるは、尚磨く可きなり。斯(こ)の言(ことば)のカけたるは、為(をさ)むべからざるなり」とある。■南容 孔子の門人。言葉に慎重であった。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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