出でては則ち公卿に事え、入りては則ち父兄に事う

子曰、出則事公卿、入則事父兄、喪事不敢不勉、不爲酒困、何有於我哉、

子の曰わく、出でては則ち公卿(こうけい)に事(つか)え、入りては則ち父兄に事う。喪の事は敢えて勉めずんばあらず。酒の困(みだ)れを為さず。何か我れに有らんや。

現代語訳

先生がおっしゃった。朝廷に出仕しては身分の高い人に仕え、家庭では父や兄といった年長者に仕える。両親の喪はできる限り誠心誠意つとめる。酒を飲んで乱れない。そんなことは当たり前なのだが、私は一つもできていないなあ。

語句

■公卿 身分の高い人。 ■敢えて勉めずんばあらず できる限り勉める。

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現代語訳・朗読:左大臣光永