篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす

子曰、篤信好學、守死善道、危邦不入、亂邦不居、天下有道則見、無道則隱、邦有道、貧且賤焉、恥也、邦無道、富且貴焉、恥也、

子の曰わく、篤く信じて学を好み、死を守りて道を善くす。危邦には入らず、乱邦には居らず。天下道あれば則ち見(あらは)れ、道なければ則ち隠る。邦(くに)に道あるに、貧しくして且つ賤しきは恥なり。邦に道なきに、富みて且つ貴きは恥なり。

現代語訳

先生がおっしゃった。深く信じて学問を行い、命がけで善い道を守る。危ない国には入らず、乱れた国には留まらない。天下に道があれば表だって任官して活動し、道がなければ隠れている。国に道があるのに貧しくて地位が低いのは恥だし、国に道が無いのに裕福で地位が高いのは恥だ。

語句

■危邦 危ない国。 ■乱邦 乱れた国。 ■見れる 表だって仕えて活動する。 ■貴い 高い地位にいること。

前の章「三年学びて穀に至らざるは、得やすからざるのみ」|次の章「其の位に在らざれば、其の政を謀らず

現代語訳・朗読:左大臣光永