疏食を飯い水を飲み、肱を曲げてこれを枕とす

子曰、飯疏食飲水、曲肱而枕之、楽亦在其中矣、不義而富且貴、於我如浮雲、

子の曰わく、疏食(そし)を飯(くら)い水を飲み、肱(ひじ)を曲げてこれを枕とす。
楽しみ亦た其の中に在り。不義にして富み且つ貴きは、我れに於いて浮雲の如し。

現代語訳

先生がおっしゃた。
粗末な食事をし、水を飲み、肘を曲げて枕にする。
そんな質素な暮らしの中にも、楽しみはあるのだ。

悪いことをして裕福になり身分が高くなっても、 それは私にとって空に浮かぶ雲のようにはかないものだ。

語句

■疏食 粗末な食事。 ■浮雲 空に浮かぶ雲。定まらないもののたとえ。

前の章「仁を求めて仁を得たり。又た何ぞ怨みん」|次の章「我れに数年を加え、五十にして以て易を学べば

現代語訳・朗読:左大臣光永