力足らざる者は中道にして癈す

冉求曰、非不説子之道、力不足也、子曰、力不足者、中道而癈、今女画、

冉求(ぜんきゅう)が曰わく、
子の道を説(よろこ)ばざるに非ず。力足らざればなり。

子の曰わく、力足らざる者は中道にして癈(はい)す。
今女(なんじ)は画れり。

現代語訳

冉求が言った。
「先生の教えを学ぶことを喜ばないわけではないのです。
ただ私にはその能力が足りないのです。」

先生がおっしゃった。
「力が足りないというなら、行ける所まで行って、
そこで力尽きるだろう。

お前は始める前から自分に見切りをつけている。」

語句

■冉求 孔子の門人。 ■画る 限定する。

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現代語訳・朗読:左大臣光永