射は皮を主とせず

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子曰、射不主皮、爲力不同科、古之道也、

子の曰わく、射は皮を主とせず、力の科(りょう)を同じくせざるが為なり。古(いにしえ)の道なり。

現代語訳

先生がおっしゃった。礼によって弓矢を射ることにおいては、的を射ぬくことを第一としなかった。ただ礼によって的に当たれば良しとした。各人の能力には等級の違いがあるからである。こういうのが礼のさかんだった、いにしえの周の道である。

語句

■射 礼にのっとって弓で矢を射ること。 ■皮 的。 ■科 等級。

現代語訳・朗読:左大臣光永

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